日本語に訳す癖を直すには?
今は違うようですが、
昔は英語を読むときは「後ろから訳しなさい」と言われました。
理由は日本語と英語が反対だから…だったような。
100歩譲ってそうだとしても、後ろから訳す癖はどうにも厄介で…
なぜ厄介かというと
後ろから訳す=戻り読みが癖になる=リスニングで絶対不可能=会話ができない
からです。
英語を習いに来ておられる方は
「英語を話せるようになりたい」と思ってこられます。
話す、という行為は、誰か相手がいて初めて楽しいものです。
つまり、聞く、という行為とセットです。
なのに「後ろから訳す癖」がついていると一向に会話力が上がらないのです。
じゃあどうするか、ですが。
訳す癖というのはなかなか抜けません。
どうしても不安になってしまう、ってこともあります。
まずは読む練習を重ねていきます。読む練習を重ねるというのは気合が必要。決して難しいもの、辞書がひっきりなしに必要なものは用いないでください。
意味が分からなければどうしても日本語訳に頼ることになってしまうからです。
選ぶポイントは
①知らない単語がほとんどない(1ページに2,3個ならOK)
②自分が興味のある分野。すでに知っている内容。
③音源があるものであればなおのことベスト。
①②の条件のものを読んでいきます。読みながら日本語に訳してしまっていることに気づいたら、まずは「いかんいかん」と意識を英語に向けること。日本語に向かってしまっている意識を単語や文章をイメージする方へ切り替えます。
どうしても意味がそれでもわからないときは、日本語を使ってもOK です。ただ、スラッシュリーディングのように読んで、頭からイメージもしくは日本語に変換することです。
さらに耳から同じものが聞けるのであればさらによし。これは会話の練習=リスニング力向上のために目的です。
日本語に訳す癖があるな、という方は是非お試しください。
ちなみにですが、学舎では一緒にハリーポッターと賢者の石を読み進めるレッスンがあります。
内容は簡単ですが英語は簡単ではありませんが、②(興味がある。映画を見たことがある)に当てはまる方は③(音源)はすでにクリアしていますので、お試しに受けられてみてください。適宜日本語をいれつつ、小気味よいテンポで進むので、日本語に訳さない、ということを体感していただけると思います。